ウサギ・モルモット・ラット・マウスを使用したポリクローナル抗体作製サービスです。ポリクローナル抗体は、ひとつの抗原に対して複数のエピトープを認識する抗体を含んでおりますので、一般的にウェスタンブロッティング法や免疫組織染色法など、幅広く実験に使用できる可能性が高いと思われます。また、モノクローナル抗体に比べ、早く安価に抗体を作製することができます。

ウサギは日本白色種SPFグレードを使用。また、飼育施設はGMP管理施設となっており、動物にも優しい環境です。

基本内容 免疫及び試採血スケジュール

Day0
免疫前採血及び第一回免疫
Day14
第二回免疫
Day28
第三回免疫
Day42
第四回免疫
Day49
試採血及びELISA測定
Day56
第五回免疫・血清及びELISAデータ出荷
Day70
全採血

仕様

(抗原をご支給の場合)

  • ポリクローナル抗体の作製(抗原がタンパク質)
  • 免疫回数5回、試採血1回、ELISA1回、全採血
  • 抗原必要量:ウサギ1羽2.0mg、マウス5匹2.0mg
  • ポリクローナル抗体の作製(抗原がペプチド)
  • KLHコンジュゲーション(5mgまで)
  • 免疫回数5回、試採血1回、ELISA1回、全採血
  • 抗原必要量:ウサギ1羽2.0mg、マウス5匹2.0mg

(ペプチド合成からのご依頼の場合)

  • ポリクローナル抗体の作製(ペプチド合成含む)
  • 抗原部位検索、ペプチド合成(5mg、純度90%以上、20残基まで)
  • KLHコンジュゲーション(5mgまで)
  • 免疫回数5回、試採血1回、ELISA1回、全採血
  • 作業は、抗原部位検索から全採血までとなります。
  • ポリクローナル抗体の作製(ペプチド合成、アフィニティー精製含む)
  • 抗原部位検索、ペプチド合成(10mg、純度90%以上、20残基まで)
  • KLHコンジュゲーション(5mgまで)
  • 免疫回数5回、試採血1回、ELISA1回、全採血
  • アフィニティー精製(血清10mL)※1
  • 作業は、抗原部位検索からアフィニティー精製(血清10mL)までとなります。

※1:アフィニティー精製は、1羽あたり血清10mLからの対応となります。2羽での免疫の場合は、どちらか1羽をご選択ください。

注意事項

  • 免疫の品質に関する保証はELISA測定を基準としております。ELISA法(1000倍希釈)にて免疫前血清と免疫後血清との抗体価に差が見られない場合、30%ディスカウントいたします。
  • 作製しました抗体が、Western blot、免疫沈降、免疫染色等に使用できない場合におきましては、免責事項となります。
  • 血清からの抗体精製につきましては、10mLからのご依頼をお願いいたします。
  • SDS-PAGE後の切り出しゲルを使用した免疫も可能です。その場合はエッペンチューブ2本程度に収まるようご準備ください。

価格

この商品に関するお問い合わせ

    ご希望の免疫動物

    抗原

    抗原の有無

    抗体精製

    抗体の使用目的

    当社をどちらで知りましたか。

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    よくある質問:ポリクローナル抗体編

    ポリクローナル抗体作製サービスの特長は何ですか。

    日本エスエルシー社製のSPFウサギを使用しております。薬理試験にも使用できるウサギで、非常に安定しております。

    出来上がった抗体の権利はもらえるか。

    もちろんです。全てご依頼いただきましたお客様の権利となります。

    抗原量はどのくらい必要ですか。

    精製タンパク質、キャリア結合ペプチドは3mg以上をご用意いただきます。

    抗体の評価はELISAだけですか。

    標準価格内ではELISAのみとなります。しかしながら、オプションでW/B等実施可能です。

    合成したペプチドを持っているが、このまま渡して作製できますか。

    合成ペプチドにはキャリアタンパク質の結合をお勧めしております。KLHを推奨しております。弊社でもキャリアタンパクへの結合は可能です。

    ペプチド抗原で作製は得意ですか。

    はい。これまでペプチド抗原での実績は500件以上です。ペプチド設計の実績も積んできましたのでご相談ください。

    修飾ペプチドでのポリクロ抗体作製の実績はどのようなものがありますか。

    リン酸化、アセチル化、N末アセチル化、モノメチル化、断片化ペプチドなどで成功しています。

    どんな抗原での実績がありますか。

    精製タンパク質、合成ペプチド、合成糖鎖、細菌、ウィルス、マイコプラズマ、培養細胞などです。

    ウサギ、マウス、ラットへ免疫し抗体価が上がった動物の脾臓細胞が欲しい。

    抗体作製工程の部分受託も承っております。ご相談ください。

    モノクローナル抗体作製サービスは成功報酬型であるが、ポリクローナル抗体は。

    申し訳ございません。ポリクローナル抗体は成功報酬制ではありません。